革製品
自分で直すか 直してもらうか
by LECZA

色作りができるようになる3つの方法

■目次

1. 色の調合に関する講習会に参加する

2. 色の調合表を使う

3. 独学でやる

■はじめに


革の色を直すには色を作る技術が必要となります。

現在では革の補修に関する技術講習会や勉強会などがありますが、

調色に関するものが少ない感じがあります。


革の染色補修では革の知識や染色補修の技術も必要ですが、

一番必要なことは色を作り、色を合わせる技術です。


色を合わせることができることで、部分的な補色をしても

全く違和感が無く仕上げることが可能になり、

全体を塗る必要がなくなり、風合いを維持した仕上がりとなります。


もちろん作業時間の短縮にも繋がります。


色を作る能力は、その仕組みを理解することで身に付きます


業務で必要な方から自分のものを直せれば良いという方までいらっしゃいます。

それぞれの状況に合わせて参考にしてください。


1. 色の調合に関する講習会に参加する


技術講習会への参加が最も早く身に付きますが、

時間と費用と手間が掛かります。


調色以外の特に必要のない技術講習も受けなければならない講習もあり、

内容の確認をしてから参加しなければなりません。


その場合は、

カテゴリー別に行っている講習会をお勧めします。
技術講習会

LECZAで行っている調色のための講習は、

調色の仕組みについて分かりやすく解説しており、

理解度が上がり、即実践で効果がでます。

調色に必要な、色相・明度・彩度に基づき、

色の調合について解説しています。


実際に目の前で色が作られていく様子を見て、

どう変化していくのかを解説しながら進めていくので、

図解や活字より分かりやすく、すぐに実践できるようになります。


技術講習についてはこちら


2. 色の調合表を使う


講習会に参加する時間が無い方、

遠方なので行くことが難しいという方、

業務で使うわけではなく、自分のものを直すだけという方、


そんな方へはカラーレシピがお勧めです。


カラーレシピ

色の調合表は色の混ぜる分量が書いてあるので、

その配合通り入れると色が作れるというものです。


しかし、使う材料やメーカーによって少し色味が異なるため、

カラーレシピを使う場合は微調整が必要となる場合があります。


例えば同じ赤という表記でも、メーカーによってそれぞれ赤みが異なります。

そのため、色を混ぜると多少の誤差が生じる場合があります。


あくまでも目安として使うようにしてください。


多少の色のズレがあっても気にならない、

もしくは全体的に色を塗るのであればお勧めです。


カラーレシピ(色の配合表)についてはこちら


3. 独学でやる


色を感覚で作ることができる方はいらっしゃいます。

また、独学で覚えて出来るようになる方もいらっしゃいます。

独学で覚えて、感覚で作ることは可能だと思いますので、

個人で自分の革製品を直したいという方であれば良いかと思います。


■最後に


色を作れるようになるとは、

色の仕組みを理解し、色を合わせることでき、

実際に塗ったときに微調整が出来るようになることです。


最後の微調整ができれば本当に色が作れると言えます


講習会に参加し色の仕組みを理解し、

色の調合表を使いながら調色することで能力は上がっていきます。


何度も色を作りながら調色に慣れていってください。


染色補修の注意点
自分で革の色を直すポイント
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